top of page

教授が考える大学(院)成功方法 パート1(心得)

既に大学が決まった生徒さんへの情報です。大学生活をどのように過ごし実のあるものにするかは究極のところ「逆算」になります。これはどの人生の段階でも、どの分野でも一緒だと思います。まず、逆算するには何が必要か。そして逆算をすると何ができ何が分かるか。




まず逆算するのに必要なのは2点。


あなたの現在の能力(現在地)と最終的ゴール。2点が分かれば距離が分かります。距離がわかると分かる事:

  • 計画が現実的か。

  • 最終的ゴールまでの中間目標

  • 中間目標までの短期目標

  • 短期目標到達の為の具体的な実行すべき項目。

  • 具体的項目がわかれば、優先順位が分かる。

  • 優先順位が分かれば、何が手段で何が目的かが見えてきます。


目標に到達する(成功する)にはいかに抽象的なものを具体的にしていき、見えやすくするか。これに限ります。大学生活の前(もしくは今から始める!と決めた瞬間から)にまず具体化するのはあなたにとって「成功」とは何か。まず「成功」を具体的に定義して下さい。XX会社に就職する、なのか、XX円稼ぐ、なのか、何かの研究をする、なのか、何かの資格(医者、弁護士、教師など)を得る、なのか、将来自分でビジネスをする、なのか。どうなれば成功なのか。


ではそうなる為にどうすれば良いか。それを一つ一つ書き出すのです。


具体的に書けた場合:大学の「何」がそれを可能にするか考えて下さい。

  1. 取るべきクラス、取らないといけないクラス、とりたいクラスなど。

  2. 取るべき成績。

  3. あるべき経験。クラブ、サークル、ボランティア、インターンなど大学のサービスを通して何を利用すれば大学を有効活用できるか。

  4. あるべきリソース。知り合い、友達、教授。例えば、どの教授から学び、もしくはどの教授と仲良くなれば(コネ)、自分の目標にたどり着けるか。


これによって自分がどういった場所に身を置き、何をするべきかが見えてきます。1-3をすれば、次に見えてくることがあります。何にどれだけ時間が掛かるか何からやるべきで、いつやるべきか

例えば、アメリカでPA(Physician Assistant)になりたいとします。それには必要な授業があり、Observation Hours と言って現場見学が数百時間要ります。しかし、ここで「成功」という観点から考えるならこれをクリアしようとすることがもう成功から外れています。なぜなら、アメリカには無数のPAプログラムがあります。どのプログラムに入れば、どういったレベルの職に就け、給料が貰えるか、というのは大体見えてきます。つまり評判であり、プログラムの質です。そういう場所は自ずと競争率が高くなります。そうなると、最低条件に加え、取っておけばプラスになる授業、取っておくべき成績があります。さらに、研究助手やインターン、実際に病院で働く経験など、プラスになる経験があります。これらを現実的に無理なく(インターンをしながら良い成績をキープ)するには逆算していかないと失敗します。


今の例は法律や医学でも同じ。さらに、4の話をすると、法律、理学療法士、医師、看護、歯科、など大学院のプログラムに入る時に大きな力になるのが教授からの推薦状です。強い推薦状を書いてもらうには関係性が必要です。それは数か月、数年をかけて築くものです。殆どの生徒が遅いか、浅い関係で推薦状を書いて、といってきます。何を書けばいいかわかりませんよね?自分の将来を左右するぐらいのものだから人間関係というのは築いておくべきなのです。


書けなかった場合:この場合、次の自問をして下さい。漠然と「欲」を考えて下さい。楽しみたいのか、友達が作りたいのか、お金が欲しいのか。そして自問して下さい。「これって大学じゃないとできない?」もし大学以外でできるなら、今すぐ辞めれば良いと思います。


もし、漠然と「欲」を書けたなら、大学生活を有意義に活用するには突き抜ける、ことです。遊びが好きなら、誰よりも遊んで、誰よりも友達を作って、イベントなども開催して、「こいつといれば楽しい事がある」とか「こいつに聞けば良い」存在になるんです。とりあえず勉強するなら全部のクラスで1位になって、周りに教えたり自分の取ったノートをジャンジャン上げて周りを助けまくって下さい。周りに「こいつに聞けばテストは大丈夫」という存在になって下さい。チューターのような制度があればなって下さい。評判は信頼に繋がり、誰かが見てるし、いつか自分が助けられる時が来ます。リターンを求めずGiveしまくれば良いです。さらに、学びたい教授に話して、質問があれば訪ねて、教授から認められる存在にって、その教授から声が掛けられチャンスが巡って来るし、コネも同時に作れます。


漠然とした欲が「楽しみたい」の人は考えて下さい。良く聞く話で「大学以外に今しか楽しめないんだから」というのがあります。絶対に嘘です。「今」を自分の成長に時間を使えば将来もっと楽しめるし、時間もお金も作れます。今を遊びに全部使って残りの何十年をあきらめるか、4年間頑張って残りの40年を楽しむかは、あなたの考え方と時間の使い方次第です。平日しっかり勉強して週末遊べば良いじゃないですか。学期中に勉強して夏休みか冬休みに好きな事をすれば良いと思います。それでも十分充実した大学生活が過ごせます。


一番初めに絶対的に言えるのは大学生活はあなたの「成功・目標」を達成する為の手段で、大学に行くことが目的ではない、と言う事です。これを間違えると、もうお終い。なぜか。


考え方:人は労働という時間を払って、その対価にお金を貰います。時間=人生と置き換えれます。つまり、人生を犠牲にお金を貰います。投資は時間の代わりにリスク、を払います。ところが大学というのはあなたは4年間という人生という犠牲にして、お金払います。これは、非常に危険な自己投資です。つまり、4年という人生で後の数十年を買う程の知識と知性をを使うほどのリターン(給料)がなければ、投資の失敗なのです。ですから、「何か」を学ぶ必要があるのです。


周りがしてるからそうする。周りがいっているから、という考えは捨てるべきです。何故ならどれだけ誰が真剣に説こうとも世の中の殆ど(つまり「周り」)は成功しないからです。何かに文句をつけ、世の中を批判し、目標に達成できません。ですので周りと一緒では絶対に成功しません。別に苦労する必要も無ければ、努力する必要もない。何でも良いから真剣にやればいいのです。応援しています。








Comments


質問や要望、もしくはご予約できない場合(日程が合わない場合)はご気軽にご連絡下さい。

  • Youtube
  • Facebook
  • X
  • Linkedin

©2035 by RAEC. Powered and secured by Wix

bottom of page